光のいろは

光を基礎から知るブログ

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ヘリウムネオンレーザー(He-Neレーザー)とは│構造と応用

ヘリウムネオンレーザー(He-Neレーザー) ブリュースター窓 コヒーレント光 長さの基準となるヘリウム・ネオンレーザー ビームダイバージェンス(ビーム拡がり角、発散) 画像用の光源としての位置づけ ヘリウムネオンレーザー(He-Neレーザー) 比較的新し…

レーザーの種類から歴史、活用・応用まで

レーザーの光、自然の光 レーザーの恩恵 (1)CD/DVD (2)バーコードリーダ (3)光ファイバ通信 (4)レーザープリンタ (5)レーザー治療器 (6)レーザー加工機 (7)レーザー測定器 誘導放出光とは? 増幅およびゲイン 共振器 レーザーの着想 メーザー…

爆発光源(アルゴンフラッシュ[Argon Flash]、 アルゴンキャンドル[Argon Candle])

爆発光源(アルゴンフラッシュ[Argon Flash]、 アルゴンキャンドル[Argon Candle]) 通常の放電光源が高電圧エネルギを用いてキセノンガスを励起させる方式をとっているのに対して、爆発光源は衝撃波エネルギでアルゴン不活性ガスを励起させ、強烈な光源…

中性子光源 (Neutron Radiography Light Source)とは│中性子の役割、応用

中性子光源(Neutron Radiography Light Source) X線と中性子線の違い 中性子光源撮影の応用 中性子光源(Neutron Radiography Light Source) X線と性質を異にしながら物体内部を透過し、水の吸収に敏感に反応する光源である。 中性子(Neutron)は、簡単…

中性子光源 (Neutron Radiography Light Source)│X線との違いと応用

中性子光源(Neutron Radiography Light Source) X線と中性子線の違い 中性子光源撮影の応用 中性子光源(Neutron Radiography Light Source) X線と性質を異にしながら物体内部を透過し、水の吸収に敏感に反応する光源である。 中性子(Neutron)は、簡単…

X線光源とは│歴史、性質、応用まで

X線光源 X線の発見 X線の性質 X線を用いた撮影応用 X線光源 特殊な光源について述べてみたい。 これらの光源は一般的にいって、それほど頻繁に使われるものではないが、特徴があるので紹介しておく。

液晶(LCD = Liquid Crystal Display)の構造と応用

液晶(LCD = Liquid Crystal Display)とは 液晶(LC = Liquid Crystal)の発見 液晶ディスプレイの有用性 液晶の構造 カラーTFT液晶 液晶シャッタ 液晶(LCD = Liquid Crystal Display)とは 液晶は、近年脚光を浴びている表示装置である。 光源として使わ…

発光ダイオード(LED = Light Emitting Diode)の特徴と仕組み

発光ダイオード(LED = Light Emitting Diode) 発光ダイオード(LED)の発光の仕組み 高輝度発光ダイオード 簡単な発光ダイオード光源の作り方 LED携帯ライト=懐中電灯 携帯LEDライトの明るさ 携帯LEDライトの電源 携帯LEDライトの使い勝手 携行LEDランプ…

ルミネセンス(Luminescence)とは

ルミネセンス(Luminescence) エレクトロルミネセンス ホトルミネセンス 熱ルミネセンス 焦ルミネセンス 陰極線ルミネセンス 化学ルミネセンス 生物ルミネセンス 摩擦ルミネセンス ルミネセンス(Luminescence) 熱放射以外によって光の発光をするものをル…

長時間閃光電球

長時間閃光電球 閃光電球を大型にして比較的長時間発光するようにしたものが長時間閃光電球である。 この閃光電球は1.5秒程度の発光を持ち、発光光量が通常のタングステンランプより大きいことから洞窟内や大きなイベントホールなど大きな撮影範囲を照明する…

閃光電球(Flash bulb)

閃光電球(Flash bulb) 閃光電球(Flash bulb)は、キセノンフラッシュ(ストロボ)が安価に安定供給される以前の1930~1970年代に使用されていた瞬間光源で、マグネシウム光源(Flash powder)を使いやすくしたものである。

キセノンランプ(クセノンランプ)とは

キセノンランプ(クセノンランプ) キセノン(クセノン)[Xe]元素 キセノンフラッシュランプ(ストロボ) 瞬間発光光源の歴史 キセノンフラッシュランプの発明―エジャートン博士― キセノンフラッシュランプ(ストロボ)の応用例 キセノンフラッシュランプ…

自動車ヘッドランプ

自動車ヘッドランプ 自動車のヘッドランプは、白熱電球(タングステンランプおよびハロゲンランプ)が主流であった。 近年になってメタルハライドランプを中心とするHIDランプが高級車種に使われだしてきている。

屋外スポーツの照明

屋外スポーツの照明 スポーツが盛んになり、ナイター設備も充実してきた。 テレビ中継もさかんに行われるようになって明るさと演色性が照明設備の重要な要素となりメタルハライドランプが注目され使われるようになってきた。

HMIランプとは

HMIランプ メタルハライドランプの別の言い方がHMIランプである。 メタルハライドランプの市販化は、OSRAM(オスラム:独)社によってなされ、OSRAM社ではこれをHMIランプと呼んでいる。

メタルハライドランプとは

メタルハライドランプ メタルハライドランプは水銀放電灯の一種である。 昨今はHIDランプの代名詞にまで成長した。

ナトリウムランプ(高圧・低圧)の解説

ナトリウムランプ 低圧ナトリウムランプ 高圧ナトリウムランプ ナトリウムランプ ナトリウム蒸気の放電発光を利用した放電管である。 ナトリウムの放電は、D線(589.0nm、589.6nm)と呼ばれる黄色の輝線スペクトルが強く放射され、ナトリウム蒸気圧を上げて…

水銀灯

水銀灯 蛍光灯が低い水銀蒸気のグロー放電であるのに対し、(高圧)水銀灯はアーク放電である。 水銀灯、ナトリウムランプ、メタルハライドランプは、高圧で放電発光を行うためにこれらを総称してHIDランプ(High Intensity Dischargeランプ)と呼んでいる。

次世代型無電極放電ランプシステム

次世代型無電極放電ランプシステム 放電ランプのひとつとして新しいタイプの蛍光ランプが登場している。

蛍光灯

蛍光灯 蛍光灯の歴史 ブラックライト 蛍光灯のフリッカ なぜ蛍光灯は交流点灯なのか? 直流点灯蛍光灯 「水銀」と発光 水銀の電気分野での使われ方 放電灯 整流器 リレースイッチ 電池 水銀の有害性 蛍光灯の演色性 映画用蛍光灯照明 蛍光灯 蛍光灯は柔らか…

放電灯とは

放電灯 放電灯は、気体中の放電現象を利用した光源で人工光源の半分以上を占めているといわれている。 ただし、近年の放電灯は放電雰囲気中を石英ガラスで覆い、その中に放電発光に優れた元素を封入する物が多い。

タングステン・ハロゲンランプ

タングステン・ハロゲンランプ タングステン・ハロゲンランプは、タングステンランプの不活性封入ガスに微量のハロゲン元素(ヨウ素、臭素、塩素)を入れた発熱発光ランプである。 ハロゲン元素は高温で加熱され蒸発したタングステンを再びタングステンフィ…

白熱電球―タングステン

白熱電球 タングステンランプ 発熱体(フィラメント)材料には、高温に耐え可視光域の発光効率が高く、かつ適当な電気抵抗を持つタングステンが使われている。 タングステンランプは、消費電力10~1,000W程度が一般的で、1,000~20,000lxの照度範囲で、4m2程…

白熱電球―エジソン―

白熱電球 エジソンのランプ―エジソンの執念― 白熱電球 タングステン電球とかハロゲン電球という名前で親しまれている、もっともオーソドックスな電灯である。 このランプの原型を発明したのは、米国人トーマス・エジソン(Thomas Edison)で1879年のことであ…

ライムライト

ライムライト 懐かしい響きのある光源である。 「ライムライト」という言葉の響きはチャップリンの映画のイメージが強いのかも知れない。

アーク電灯

アーク電灯 アーク灯は、先にも述べたイギリスのデービー卿が、王立学会でヴォルタの電池2,000個を接続してアークを発生させたのが始まりとされている。

電気の歴史

電気の光 電灯の起源は、1808年、イギリスの化学者、ハンフリー・デービー(ファラディーの恩師)が発見した弧状(アーク)を描く電光に始まる。

ガス灯の歴史

ガス灯 19世紀まで暗黒の闇を照らし出す明かりは、ろうそく、石油ランプ(カンテラ)であった。 この時代にガス灯が登場する。 ガス灯は、石炭を乾留して得られる石炭ガスを燃やした灯火のことである。

光源としての『ろうそく』

ろうそく ヒトは灯りを手にすることにより闇を支配することができるようになった。 また、灯りの熱を利用して寒さを克服し食を安定させた。 「木」を燃やす明かりを経て「脂肪」、「蝋」を使った「ランプ」や「ろうそく」が生まれた。

光源としての『月』

月 月の明るさ 月 月は、太陽光を反射して輝く二次光源である。 壮大な例であるが、太陽の反射板と考えればよいだろう。