光のいろは

光を基礎から知るブログ

光の単位の説明

光の単位

以下に光の単位について補足記載する。

【ルクス〔lx〕】

照度。入射光束の単位。単位平面(m2)にどれだけの光(光束)が入ってくるかを表す。

【フート・カンデラ〔ft・cd〕】

照度。ルクスがSI単位系なのに対して、これは1平方フィートあたりの入射光束を表す。米国でよく使われる照度の単位。

 <フート・カンデラとルクスの変換>
1ft2=0.093m2、1m2=10.76ft2より(1ft2は、1m2よりも小さい)、1ルーメンの光が1ft2に入る1ルーメン/ft2は、入射面積が1m2よりも小さいので1ルクス(1ルーメン/m2)より明るい値となる。

1フート・カンデラ(=ルーメン/ft2)=10.76ルクス(=ルーメン/m2
と換算される。

【ニト〔nt〕】

輝度。放射光の密度単位。単位面積からどれだけの光(光度)が放射されるかを表す。単位はntとか、nitで表す。ntは、cd/m2と同じ値である。

【ラドルクス〔lm/m2〕】

光束発散度と呼ばれる単位で、完全拡散面においては照度に相当する。意味は単位面積から発する光束で、次元は照度と一緒でアポスチルブと同じである。

【フート・ランベルト〔lm/ft2〕】

光束発散度でアメリカ・イギリスで使われている輝度単位。footlambert(単位ft-L)と呼んでいる。

【ランベルト〔lm/cm2〕】

光束発散度で単位面積をcm2としている。ラドルクスがm2で、フート・ランベルトがft2を単位をしているのに対してランベルトはcm2を単位面積としている。

【アポスチルブ〔asb=1/π・cd/m2=lm/m2〕】

光束発散度で単位面積をm2としている。ラドルクスと同じである。