光のいろは

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レーザ光の有効性

レーザ光の有効性

レーザの特徴は以下の通りである。

 

 

  • 発振波長が正確にわかるため光反応、ドップラーシフト、ラマン反応などの履歴が取りやすい。
  • 発振波面がそろっているため光の干渉性が高く、これを積極的に利用して発振波長単位での計測が可能。
  • 直進性が良いため、ミラーなどの光学部品の位置決めが容易。
  • 単色光のため色収差を心配することなく、安価な光学部品で光を拡散、集光、シート光にすることが可能。
  • 光のピークエネルギが強い(YAG、エキシマ、銅蒸気レーザなど)ので、金属、非鉄の材料加工用熱源に使用。

 

高速度カメラ分野では、通常の散乱光照明で10,000~1,000,000lx程度の光量が必要で、かつ広範囲にわたる照明が必要なためレーザ光源は適当ではない。

レーザシャドウグラフ、レーザシュリーレンなどの透過光撮影や流れの可視化でのレーザライトシート撮影では、上記の3、4番目の利点が使えるため利用価値が高いといえる。